サッポロ一番旅麺会津・喜多方醤油ラーメン(サンヨー食品)は、会津・喜多方ラーメンの味を食卓で手軽に味わえるご当地カップ麺です。福島醸造醤油のスープと、手打ち風のもちもちとした平ちぢれ麺の食感がご当地の冠に相応しい特徴の商品です。
サッポロ一番旅麺とはなんだ
会津・喜多方醤油ラーメン(サンヨー食品)は、サッポロ一番旅麺シリーズのひとつです。
サッポロ一番旅麺シリーズというのは、文字通りサッポロ一番のサンヨー食品が製造する、ご当地カップラーメン商品群の名称です。
以下の商品がリリースされています。
- 喜多方魚介醤油ラーメン
- 札幌みそラーメン
- 京都背脂醤油ラーメン
- 横浜家系豚骨醤油ラーメン
- 博多明太味豚骨ラーメン
- 浅草ソース焼そば
その中で、唯一の「焼そば」である浅草ソース焼そばについては、以前ご紹介しました。
サンヨー食品には、アラビヤン焼きそばというレジェンド商品があるのですが、
併売しているのは、市場性も味も棲み分けができているのでしょう。
サンヨー食品といえば、創業者婦人の絶対味覚で、絶妙な味作りを行ってきた伝説の即席麺メーカー。
さすれば、ご当地ラーメンにも大いに期待が持てるというものです。
ということで、本商品サッポロ一番旅麺会津・喜多方醤油ラーメンは、まさに喜多方ラーメンの味と作りを再現したものです。
会津喜多方ラーメンについて
喜多方ラーメンについては、このブログでは2商品ご紹介しました。
そこでも触れましたが、会津喜多方ラーメンが、どうしてご当地ラーメンなのか、もう1度おさらいしましょう。
喜多方市内に約120軒ほどあるラーメン店が、集まり作った団体『喜多方老麺会』の公式サイトによると、喜多方ラーメンは大正末期から昭和初期の頃、中国から渡ってきた一青年がチャルメラを吹き、屋台を引いて売り歩いていたラーメンが始まりだそうです。
福島県の喜多方には、万年雪の飯豊山から地下水・水道水がもたらされます。
それは、「平成の名水百選」に選ばれている「栂峰渓流水(つがみねけいりゅうすい)」を多く含む美味しい水で、それを麺作りに使用しています。
麺は、平打ち熟成多加水麺と呼ばれる、一般的な麺より水分を多く含んだ麺が大きな特徴。
麺の幅が約4mmの太麺で、水分を多く含ませ、じっくりねかせてつくり、コシと独特の縮れがあるそうです。
もっとも、喜多方らーめんのデザインは単一的ではなく、たとえばスープは、基本的には醤油味がベースになっているものの、店によって色合いや風味は千差万別。
塩味、醤油味、その中間の味と様々で、これが全く同じ店などないそうです。
といっても、やはり私達がイメージするのは、醸造醤油を原材料とする醤油ラーメンでしょう。
サッポロ一番旅麺会津・喜多方醤油ラーメンは、平打ち熟成多加水麺をイメージするもちもち麺に、福島醸造醤油の味わいと、ポーク、チキンのすっきりとしたうまみ、魚介の風味が合わさった、喜多方風の醤油ラーメンスープで構成されています。
さっそくいただいてみました
ということで、論より証拠で、サッポロ一番旅麺会津・喜多方醤油ラーメン(サンヨー食品)をいただくことにしました。
パッケージ
光の加減が悪くて、画像が暗くなってしまいました。
サッポロ一番旅麺会津・喜多方醤油ラーメンのパッケージは、蓋がラーメンの丼のようなデザインになっています。
もちろん、バックは完成した様子が描かれています。
やや左側に縦書きで、『サッポロ一番旅麺会津喜多方旨み醤油ラーメン』と力強く記載されています。
右側には横書きで、『風味豊かな醤油スープ』『福島醸造醤油使用』と記載されています。
カップはお椀型です。
別添スープは後入れで熱湯3分
必要なお湯の量は360ml。
かやくと液体スープが添付されていますが、かやくは先入れ、液体スープは後入れです。
熱湯を入れて蓋をしたら3分まちます。
蓋を開けると、具材がバランスよく並んでいます。
ここに後入れ液体スープを入れてかき混ぜればできあがりです。
さっそくいただきました
できあがったので、いただきました。
湯気とともに香るのは、昭和のラーメン屋さんで経験したあの「うま味調味料」の香り。
ああ、なんて懐かしく芳しい香りなのでしょう。
中身ですが、まず私が注目したのは、福島醸造醤油由来の醤油スープです。
東京で食べられるお店の喜多方ラーメンというと、まず頭に浮かぶのは喜多方ラーメン坂内ですが、坂内(小法師)のスープは、色が薄いのです。
そこで、しっかりと醤油の色が出ていることが新鮮に感じられました。
麺は、公式サイトにあるように、手打ち風のもちもちとした食感の平ちぢれめんです。
濃い色のスープによく絡んでいます。
もうひとつ、気になる具材は、チャーシュー、メンマ、ナルト、ねぎです。
申し訳程度ではなく、しっかりした形のものが入っています。
これはもう、麺の完食はもちろんのこと、他社のブランドではありませんが、飲み干す一杯で、もう一口、もう一口といただきたくなります。
栄養成分と原材料
サッポロ一番旅麺会津・喜多方醤油ラーメン(サンヨー食品)の栄養成分は1食(86g)当たり、熱量323kcal、たんぱく質7.3g、脂質13.7g、炭水化物42.7g、食塩相当量5.6g(めん・かやく1.6g、スープ4.0g)、ビタミンB10.34mg、ビタミンB20.58mg、カルシウム207mgです。
サッポロ一番旅麺会津・喜多方醤油ラーメン(サンヨー食品)の原材料は、油揚げめん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、でん粉、食塩、大豆食物繊維)、スープ(しょうゆ、食塩、たん白加水分解物、豚脂、ポークエキス、植物油脂、チキンエキス、酵母エキス、かつお節エキス、香辛料、煮干いわし粉末)、かやく(チャーシュー、メンマ、ナルト、ねぎ)/調味料(アミノ酸等)、酒精、炭酸カルシウム、カラメル色素、香料、かんすい、レシチン、クチナシ色素、増粘剤(キサンタン)、酸化防止剤(ビタミンE)、ビタミンB2、ベニコウジ色素、ビタミンB1、(一部に小麦・卵・乳成分・大豆・鶏肉・豚肉を含む)などとなっています。
主な原材料の産地は、麺の小麦粉がアメリカ、カナダ、オーストラリア、日本。植物油脂がマレーシア、インドネシア。
スープのしょうゆ(大豆)はアメリカ、小麦はカナダ、ポークエキスはタイ。
かやくのチャーシュー(豚肉)はアメリカ、カナダ、チリ、メンマは中国、ナルト・たらはアメリカおよび日本、ねぎは中国です。
最終加工地は、ポークエキスがタイ、ねぎが日本および中国、以外は日本です。
価格
さて、ではこの本格的喜多方ラーメンカップ麺のお値段ですが、オープン価格となっています。
相場で言えば120円ぐらいかな。
でも、ネットを見ると、ドラッグストアやスーパーなどでは、かなり安売りしているようですね。
つまり、今が購入のチャンスと言えるかもしれません。
以上、サッポロ一番旅麺会津・喜多方醤油ラーメン(サンヨー食品)は、会津・喜多方ラーメンの味を食卓で手軽に味わえるご当地カップ麺、でした。
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