サッポロ一番みそラーメン(サンヨー食品)はスタンダードな袋麺。好きな具材を入れられるので、モヤシ山盛りでラーメン二郎風を堪能しました。新陳代謝が激しい即席麺業界の数少ないロングセラー商品だけに、麺とスープと別添の七味の相性は抜群です。
伝統ある安定のおいしさ、みそラーメン
サッポロ一番みそラーメン(サンヨー食品)は、1968年9月に発売されました。
新陳代謝が激しい即席麺業界で、数少ないロングセラー商品です。
先日も、投票による「インスタントラーメンの人気ランキング」で、サッポロ一番みそラーメンは、サッポロ一番塩らーめんに次いで、第2位になったことが報じられ
話題になりました。
投票数は278票(投票率15%)と、第3位と70票以上の差をつけたそうです。
【袋麺】人気ランキング緊急発表「うまかっちゃん」「サッポロ一番 みそラーメン」を抑えて第1位に輝いたのは……? [牛丼★]
https://t.co/Kfh4iid6Wu pic.twitter.com/Xyd08I1Q6V— れいこ (@msreicoo) January 19, 2022
「いや、自分は〇〇が1位だ」という意見はいろいろありましたが、少なくともサッポロ一番みそラーメンの第2位に異議申し立てはありませんでした。
さる2019年11月には、サンヨー食品自らが、やはり投票による「サッポロ一番 みそ派塩派大論争」の結果を発表。
こちらは勝利したのは「みそ派」でした。
ツイッターによる総投票数は70万6525票で、「♯アイラブみそ」が33万7181票、「♯アイラブ塩」が33万6495票と大接戦。
「♯アイラブどっちも」が3万2849票だったそうです。
一般消費者を巻き込んだ「サッポロ一番みそ派塩派大論争」キャンペーンは「♯アイラブみそ」33万7千181、「♯アイラブ塩」33万6千495で決着。先行した塩派をかわし、わずか686票差でみそ派が大逆転勝利を飾った。 https://t.co/NSqtHV0PrX pic.twitter.com/3FzG1028ty
— 食品新聞 (@shokuhinet) November 11, 2019
その際、ツイートには、それぞれどんなオリジナル具材を工夫しているかという画像も添える方が多く、なかなか参考になりました。
サッポロ一番シリーズとはなんだ
サンヨー食品が、今や新商品にまで必ずつける「サッポロ一番」というブランドですが、はじまりは、1966年1月にリリースされた、サッポロ一番(しょうゆ味)。
その後、1968年9月にサッポロ一番みそラーメン、1971年4月にサッポロ一番ソースやきそば、1971年9月にサッポロ一番塩らーめん、
1972年9月にサッポロ一番ごま味ラーメンが発売されました。
その間、同社のポピュラリティを獲得した原動力となった長崎タンメンは発売が終了し、
アラビヤン焼そばも販路が縮小されました。
その中で、サッポロ一番の4大商品は、ロングセラー商品として業界を牽引しているというのはすばらしいことです。
サッポロ一番みそラーメンについて、かんたんにご紹介します。
味噌味は、味と香りに特徴のある8種のみそを絶妙にブレンドしたタレに、ポークのスープと香り豊かな香味野菜を組み合わせた、誰でも美味しく食べられる味噌ラーメンの王道です。
さらに、味噌は麺にも練り込まれていることで、スープとの一体感もあります。
もちっとした、しなやかな食感も長い歴史の中で多くの消費者の舌を堪能させてきました。
味噌ラーメンというと、ピリ辛のイメージがあるかもしれませんが、別添の七味スパイスでスープの味わいを引き締めたのは、サッポロ一番みそラーメンが最初でしょう。
香辛料は、食卓において食べる人の好みで任意で使うもので、商品本体に入れるという発想は意表を突きました。
辛い赤味噌ではなく、マイルドな味噌のブレンドジであるサッポロ一番みそラーメンに、七味スパイスはなくてはならないものです。
ラーメン二郎風に作っていただきました
ということで、論より証拠で、さっそくインスタントラーメンを代表するロングセラー商品であるサッポロ一番みそラーメンをいただくことにしました。
今更、プレーンで普通に作ったものを記事にしてもつまらないと思いましたが、ツイッターを見て、みなさんいろいろ凝っておられるのでびっくり。
そこで私は、そんなに手をかけず、でもあればなおおいしい具材である、もやしをささやかに加えさせていただきました。
しかも、どうせならたくさんのせて、ラーメン二郎風にしようというのが今回のミッションです。
パッケージ
サッポロ一番みそラーメンのパッケージ。
今更ご説明の必要もないと思います。
発売以来、この基本デザインをずっと守ってきました。
赤茶色は味噌の色なんですね。
完成イラストには、箸で麺をすくうところではなく蓮華が入っています。
スープを強調していることがわかります。
私などは、蓮華を使うラーメンは高級品という意識がありましたので、インスタントラーメンに蓮華を使うことが驚きでした。
緑豆もやしを250gトッピング
麺は、お湯500mlでほぐしながら3分茹でます。
火を止めてからスープを加えます。
お好みにより、七味スパイスをかけます。
今回の具材は、緑豆もやし。
1袋250gが、激安スーパーであるオーケースアでは28円(税抜)。
全部入れてしまいます。
生のまま食べられるモヤシですが、電子レンジでラップをして4分加熱します。
麺とスープの辛味に七味が絶妙
でき上がりです。
もやしに加えて、ゆで卵をとーんとひとつ乗せてしまいました。
250gでは、そんなにカサ増しましにはならなかったですね。
他の野菜も加わったカット野菜をチャッと炒めて乗せたほうがよかったかな。
お味については、もうなんの注文もありません。
もう一口、もう一口と完飲してしまうスープです。
改めて、七味のアクセントが絶妙であると思いました。
やはり、ごはんをつけていただくと良いと思います。
栄養成分と原材料
サッポロ一番みそラーメンの栄養成分は、1食(100g)当たり熱量448kcal、たんぱく質10.3g、脂質17.2g、炭水化物62.9g、食塩相当量(全体)5.8g、食塩相当量(めん・やくみ)1.9g、食塩相当量(スープ)3.9g、ビタミンB1 0.33mg、ビタミンB2 0.58mg、カルシウム 217mgです。
サッポロ一番みそラーメンの原材料は、油揚げめん(小麦粉(国内製造)、食用油脂(ラード、植物油脂)、でん粉、食塩、しょうゆ、みそ)、スープ(みそ、食塩、香辛料、砂糖、ポークエキス、ねぎ、かつおエキス、酵母エキス、発酵調味料)、やくみ(七味唐辛子)/調味料(アミノ酸等)、炭酸カルシウム、かんすい、カラメル色素、増粘多糖類、香辛料抽出物、クチナシ色素、酸化防止剤(ビタミンE)、酸味料、ビタミンB2、ビタミンB1、(一部に小麦・乳成分・ごま・大豆・鶏肉・豚肉を含む)などとなっています。
主な原材料の産地は、小麦粉がアメリカ、カナダ、オーストラリア、日本。食用油脂(ラード)が日本。食用油脂(植物油脂)がマレーシア、インドネシアです。
スープは、みそ(大豆)がアメリカ、カナダ、中国、日本。みそ(米)が日本、タイ、アメリカ、中国。ねぎが中国です。ねぎのみ最終加工地も中国です。
やくみ(七味唐辛子)は中国、日本、パラグアイ、エチオピア、トルコ、スーダンです。
最終加工地は、ねぎ以外は日本です。
ちなみに、私が購入したパッケージの製造所固有記号によると、製造工場は群馬県となっています。
価格
サッポロ一番みそラーメンの希望小売価格は、111円(税抜)です。
私は、激安スーパーのオーケーストアにて、5食パック337円でした。
オーケーですから、会計時に会員はここからさらに3/103引かれます。
ほぼ4割引です。
一般のスーパーですと7掛けぐらいでしょうか。
2019年に値上げをしましたが、それでも安くて美味しく安定した美味しさを堪能できます。
袋麺は、具材のバリエーションに醍醐味があります。
みなさんも、いかがですか。
以上、サッポロ一番みそラーメン(サンヨー食品)はスタンダードな袋麺。好きな具材を入れられるのでモヤシ山盛りでラーメン二郎風、でした。
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