長崎ちゃんぽん（マルタイ）は、弾力のある太麺にポークエキスやいかエキス、スパイスをブレンドしたちゃんぽんスープです。具材もキャベツ、ニンジン、コーン、カマボコなど本格的なかやく付き。ちゃんぽん独自の麺の食感とスープの旨味を実感できます。
マルタイから油で揚げた麺の『カップめんシリーズ』
マルタイと言えば、誰しもイメージするのが棒ラーメン。
熱風で乾燥させて製造するノンフライ・ノンスチーム製法の棒状麺がおなじみです。
細麺ストレートは、ツルッとした食感ですが、そのマルタイが、今回は油で揚げた麺を使っています。
ちゃんぽんは、独特の太さと触感とスープのコクが求められるため、ノンフライ・ノンスチーム製法よりも、油で揚げたほうが適していると反断したのでしょう。
マルタイは、カップめんシリーズとして、長崎ちゃんぽん、九州産高菜ラーメンとんこつ味、博多長浜ラーメンカップ、カップ・マルタイラーメン醤油味、博多焼豚ラーメンなどを提供しています。
長崎ちゃんぽんを含めて、それらはすべて、油で揚げた麺です。
ツルっとした滑らかで弾力のある太めのちゃんぽん麺に、魚介の旨みとスパイスの効いた豚骨スープをあわせています。
長崎ちゃんぽんは、同社公式サイトによると、昭和51年に発売したカップちゃんぽんのパイオニア商品だそうです。
新製品が次々リリースされ、新陳代謝の激しいインスタントラーメン市場で、それだけのロングラン商品はきわめて稀有です。
ということで、さっそくいただいてみましょう。
いただいてみました
長崎ちゃんぽんのパッケージは、いかにも長崎ちゃんぽんらしいデザインです。
上部には『味のマルタイ』と記載され、緑文字で『長崎』、黒文字で『ちゃんぽん』と商品名が表示されています。
下は出来上がりが描かれ、緑をバックにした吹き出しで『モチモチめんにコク旨スープ。』赤いバックで『小袋を1つ減らしました』と解説されています。
最下段には、赤い文字で『熱湯5分』と記載されています。
蓋を開けると、かやく、調味油、ちゃんぽん粉末スープが別添されています。
かやくと粉末スーブは先入れです。
お湯を入れて5分待ち、仕上げに調味油を垂らします。
そして、出来上がり。
かきまぜると、なるほど、ちゃんぽんの香りとスープの色です。
博多ラーメンとタンメンを足して2で割り、スパイスが加わった独特の味がしますね。
この長崎ちゃんぽんもその味がします。
カップ麺とは思えない、精緻な作り方です。
スープにしみわたる海鮮系のコクにつられ、もう一口だけ、もう一口だけと、結局完飲してしまうおいしさです。
おうちラーメンで、これだけのものをいただけるとは、驚きです。
ちゃんぽんは、カップ麺も袋麺も他社からたくさん出ていますが、マルタイの長崎ちゃんぽんは老舗の深い味わいですね。
麺の方ですが、本来のちゃんぽんの麺はもう少し太いです。
ただ、なかなかカップ麺でそれを再現するのは難しいのかもしれません。
ノンフライの棒状麺を売り物にしてきたマルタイが、油で揚げたのは、精一杯の太さに仕上げたかったのでしょう。
具材は、細かいですが、キャベツ、カマボコ、コーン、ニンジンと一通り入っています。
熱湯を注いだ後の待ち時間が5分間ですが、さすがにそれだけ長いと、沸騰したお湯でないと、麺をほぐすことは難しいと思います。
たぶん、ちゃんぽん麺の太くて詰まった麺だから、待ち時間も長くなっているのだと思います。
つい、ポットのお湯を使いたくなるものですけどね。
よりおいしくいただくためには、そのへんは頑張りましょう。
栄養成分と原材料
長崎ちゃんぽん（マルタイ）の栄養成分は、1食93g（めん68g）あたりエネルギー426kcal（めん・かやく352kcal スープ74kcal）、たん白質9.0g、脂質19.2g、炭水化物54.2g、ナトリウム1.8g（めん・かやく0.5g スープ1.3g）、カルシウム204mgです。
長崎ちゃんぽん（マルタイ）の原材料は、油揚げめん〔小麦粉（国内製造）、植物油脂、でん粉、植物性たん白、食塩、ポークエキス〕、スープ（ポークエキス、ポークオイル、食塩、魚介エキス、野菜粉末、粉末油脂、砂糖、植物油脂、粉末しょうゆ、たん白加水分解物、香辛料、チキンエキス、でん粉、酵母エキス、粉末味噌、発酵調味料）、かやく（キャベツ、カマボコ、コーン、ニンジン）／加工でん粉、調味料（アミノ酸等）、炭酸Ca、かんすい、レシチン、pH調整剤、増粘多糖類、カラメル色素、クチナシ色素、酸化防止剤（ビタミンE）、香料、ベニコウジ色素、（一部に小麦・乳成分・えび・いか・ごま・大豆・鶏肉・豚肉・ゼラチンを含む）などとなっています。
原材料の産地は、麺の小麦粉（国内製造）はカナダ、オーストラリア、アメリカ、日本。植物油脂はマレーシア、インドネシア、フィリピンなど。でん粉は日本です。
スープは、ポークエキスが日本、アメリカ、中国など。ポークオイルが日本など。食塩が日本。
かやくのキャベツが中国、アメリカ、日本。カマボコは日本、アメリカ、タイなど。コーンはアメリカ、中国、フランスなど。ニンジンはポーランド。
最終加工地は、キャベツが日本と中国。コーンが日本、ベトナム。それ以外は日本です。
まとめ
マルタイの長崎ちゃんぽんは、リリース以来45年目を迎えるカップ麺ちゃんぽんのパイオニアです。
カップ麺の限界にチャレンジしたちゃんぽんの太麺。魚介系に野菜やスパイスを加えた豚骨スープ。具材もキャベツ、ニンジン、コーン、カマボコなど本格的なかやく付きです。
ちゃんぽん独自の麺の食感とスープの旨味を実感できます。
以上、長崎ちゃんぽん（マルタイ）は、弾力のある太麺にポークエキスやいかエキス、スパイスをブレンドしたちゃんぽんスープです、でした。
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