麺づくり鶏ガラ醤油(マルちゃん=東洋水産)は、つるつるもちもちノンフライ細麺に鶏ガラのすっきり味わい深い醤油味スープです。具材にはのりが別添され、なるとやねぎなども入った東京ラーメンを彷彿とさせる、シンプルであっさりした作り方です。
麺づくりシリーズふたたび
麺づくり鶏ガラ醤油(マルちゃん=東洋水産)は、2度目の麺づくりシリーズです。
麺づくりシリーズは、原料の配合から、練り、蒸煮、乾燥まで、一つひとつの工程に徹底したこだわりを持って開発に取り組んでいるそうです。
現在は6商品がラインアップされています。
- 麺づくり 鶏ガラ醤油
- 麺づくり 合わせ味噌
- 麺づくり 旨コク豚骨
- 麺づくり 鶏だし塩
- 麺づくり 担担麺
- 麺づくり 醤油とんこつ
醤油、味噌、塩、豚骨、担々麺と、主要ジャンルが揃っています。
その中でも、基本中の基本とも言える「醤油」が、今回の麺づくり鶏ガラ醤油です。
鶏ガラ醤油というと、イメージするのは東京ラーメンです。
あっさり系の醤油味。
スープの基本は、和風か鶏ガラ。
具材は、のり、メンマ、なるとなど。
そのイメージに沿って作られたと思われるのが、麺づくり鶏ガラ醤油です。
シンプルだが、それがいい
ということで、論より証拠で、さっそく麺づくり鶏ガラ醤油をいただくことにしました。
赤色を基調としたパッケージ
麺づくり鶏ガラ醤油のパッケージは、赤色がバックです。
蓋は右側が縦組みで、白フチ黒色文字で『麺づくり』、真ん中は、白いバックに赤色文字で『鶏ガラ醤油』、その下では麺を持ち上げるイラスト、左側は完成イラストと、その下に『味わい深い醤油』『スープひきたつつろつろ細麺』と記載されています。
側面は、ノンフライ麺であることが表示されています。
必要なお湯の目安量410mlを入れて4分待つ
蓋を開けると、麺と別添が3袋。
ひとつは、先のせのかやく、ひとつは直前に入れる液体スープ、そして「東京ラーメン」必須の小ぶりの海苔です。
かやく袋の中には、チンゲン菜、なると、メンマ、ねぎなどが入っています。
フタを矢印まではがし、かやくをいれたら、必要なお湯の目安量410mlを入れて、4分待ちます。
液体スープを入れ、
よくかきまぜます。
鶏ガラ醤油のお手本のようなオーソドックスなおいしさ
できあがりです。
麺は細いノンフライ麺。
4分待ちましたが、しっかり歯ごたえのあるいい麺です。
生麺にひけをとりません。
つるつる、そしてさっぱりしてのどごしもよいのです。
さすが、「麺づくり」と名付けたブランドだけのことはあります。
スープは、しょうゆの飾り気のないしょっぱさが感じられる素朴な味。
スープの表面には、かすかに香味油がキラキラ光っています。
鶏ガラ醤油のお手本のような、オーソドックスなおいしさです。
もう一口、もう一口と完飲してしまいます。
まさに、東京ラーメンをイメージします。
チャーシューは入っておらず、具材は、さきほど書きましたが、のり、なると、メンマ、ねぎ、そして隠し味のチンゲン菜です。
のりは、横浜家系ラーメンのように、大きなものがどーんと立てられるのではなく、小さめのものがふわっと浮いています。
スープに香りを吸収させる、東京ラーメンならではののりの使い方です。
ねぎは麺類のおともとしてここでもいいアクセントになっていますし、メンマの歯ごたえシャキシャキ感もいいですね。
本来、ラーメンはこういうもので、昨今、個人で開業する、いわゆるネオクラシック系のラーメン店などと並び称される味です。
惜しむらくは、もう少し麺の量が多いと良かったかな。
シンプルですが、それでいい、もとい、それがいい。
そんな感じのラーメンです。
栄養成分と原材料
麺づくり鶏ガラ醤油(マルちゃん=東洋水産)の栄養成分は1食(97g)当たり、エネルギー297kcal、めん・かやく258kcal、スープ39kcal、たん白質9.0g、脂質5.4g、炭水化物53.1g、食塩相当量6.2g(めん・かやく2.0g、スープ4.2g)、ビタミンB1 0.54mg、ビタミンB2 0.33mg、カルシウム154mgです。
麺づくり鶏ガラ醤油(マルちゃん=東洋水産)の原材料は、めん(小麦粉(国内製造)、食塩、卵粉、たん白加水分解物)、添付調味料(しょうゆ、豚脂、ポークエキス、食塩、チキンエキス、こんぶエキス、香辛料、たん白加水分解物、植物油、野菜エキス、砂糖、香味油脂、粉末煮干し)、かやく(チンゲン菜、メンマ、なると、のり、ねぎ)/加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、酒精、かんすい、炭酸カルシウム、レシチン、カラメル色素、増粘多糖類、クチナシ色素、pH調整剤、ベニコウジ色素、香料、酸化防止剤(ビタミンE)、ビタミンB2、ビタミンB1、香辛料抽出物、(一部に小麦・卵・乳成分・大豆・鶏肉・豚肉・ゼラチンを含む)などとなっています。
油っこさは一切なく、カロリーも低めであることから安心して食べることができます。
使用している原材料の産地(2021年9月現在)は、めんの小麦粉がアメリカ、オーストラリア、カナダ、日本。
かやくのチンゲン菜、メンマ、ねぎが最終加工地とも中国。なるとのたらがアメリカ、いとよりがタイ、のりが日本です。
ことわりのないものは、最終加工地も日本です。
なお、製造所は、ユタカフーズです。
価格
麺づくり鶏ガラ醤油のメーカー希望小売価格は193 円(税抜)です。
私は例によって、激安スーパーのオーケーストアで98円で買いました。
それに消費税は8%、オーケーの会員割引が3/103で、トータルすると99.9円。
ほぼ100円でいただけるのはコスパが高いと思います。
最近のラーメンは、味噌や豚骨など味の濃いものが多いのですが、味が濃いものは個人的にごはんに合って好みではあるものの、ある意味、味の繊細さをごまかしやすい面もありますよね。
そんななかで、東京ラーメンタイプのあっさり醤油で、きちんとしたものをカップ麺で提供するのは、大いに評価できます。
小腹がすいた時、もう一品ぐらいなにか食べたいときなどにぴったりです。
みなさんも、いかがでしょうか。