博多焼豚ラーメン(マルタイ)は、白濁した豚骨スープに細めん、焼豚2枚、切りごま、ごま油など配合の調味油が加わりました。棒ラーメンでおなじみのマルタイだけに、めんは植物油脂100%でフライした細めん。スープはあっさりしていますがコクがあります。
豚骨スープは、豚背油・ラードをベースにごま油などを配合した調味油を加えます。
ストレート麺にあったスープです。
あっさりしていてもコクや旨味は損なわず、しっかりと博多ラーメンを堪能できます。
博多ラーメンか、長浜ラーメンか
博多焼豚ラーメン(マルタイ)は、結論として商品名通り「博多ラーメン」です。
ただ、最近は各地のラーメンについての情報が増え、福岡=博多ラーメン、にはとどまらず、博多には長浜ラーメンや久留米ラーメンがあることも知られてきました。
一般に言われている「福岡のラーメン」の違いは、こんな感じでしょうか。
- 長浜ラーメンはあっさり
- 久留米ラーメンはこってり
- 博多ラーメンはその中間
ただ、なにをもって「あっさり」なのか、「こつてり」なのかという線引については、数値の基準はありません。
また、濃いめの長浜ラーメン、薄口の久留米ラーメンと標榜する店もあるでしょうから、完全明快な線引はむずかしく、作る側の標榜がすべてではないでしょうか。
その意味でも、今回はとにかく「博多ラーメン」の焼豚ラーメンということです。
マルタイといえば棒ラーメン。
それ以外にも即席麺を何種類も作っており、たとえばこのブログでは、長崎ちゃんぽんのカップ麺を2種類ご紹介したことがあります。
マルタイは福岡市の会社ですから、今回はいよいよ「本丸」である「博多ラーメン」のご紹介というわけです。
ストレート麺とコクがあるスープ
論より証拠で、さっそく博多焼豚ラーメンを作ってみます。
お椀型のカップ
カップはお椀型です。
蓋の部分は、バックに上1/3に完成した様子を描き、真ん中1/3に黄色い帯、下1/3はピンク色です。
中央には、黄色に黒フチで『博多』、赤色に黒フチで『焼豚ラーメン』と表示されています。
その脇には、黒い縁で『にんにくのきいた調味油入り』『あっさりとんこつ味』と記載されています。
さらに上部には、黒いバックに白文字で『香ばしい』逆に白いバックに黒文字で『切りごま入り』と説明されています。
下段には、黄金色をバックに、赤い縁の黒文字で『焼豚』、黒い縁の赤い文字で『2枚入り』と描かれています。
350mlのお湯で最短の2分待ち
蓋を開けると、別添はなんと4袋。
先入れの粉末スープと焼豚。
後入れの調味油と切り胡麻です。
決めの細かい作り方です。
お湯は350ml入れて、待ち時間はカップ麺としては最短の2分です。
そして2分後、後入れの調味油と切り胡麻をいれます。
豚骨のマイルドさを生かしたスープ
出来上がりです。
博多ラーメン独特の香りがしてきます。
さっそくめんをいただきました。
棒ラーメンでおなじみのマルタイだけあり、博多ラーメン向きの麺です。
硬めのストレート麺。
スープは、豚骨のマイルドさを生かしたスープ。
豚骨醤油の横浜家系ラーメンにくらべると、やはり豚骨のマイルドさを最大限活かした味です。
ただし、決してくどくないあっさりした味。
脂っこくないので、女性や高齢者でも食べやすいのではないでしょうか。
さらに、調味油によって、にんにくの味が加わっています。
それによって旨味と程良いコクとして存在感を発揮し、ストレート麺との相性も良いと思います。
具材は、商品名通り焼豚が2枚とねぎ、ゴマ。
めんとスープのバランスを引き立たせるアクセントになっています。
注文といえば、やはりもう少し量があるといいですね。
でもまあ、安価でおいしいものとなれば、量を抑えることになってしまうのでしょうか。
私は例によって、ニチレイフーズの炒飯と合わせました。
炒飯の量は250g。
ランチとしてもイケますよ。
栄養成分と原材料
マルタイ博多焼豚ラーメンの栄養成分は、1食(87g)当たりエネルギー412kcal(めん・かやく326kcal、スープ86kcal)、たんぱく質10.3g、脂質20.2g、炭水化物47.2g、食塩相当量5.0g (めん・かやく1.6g、スープ3.4g)、カルシウム238mgです。
マルタイ博多焼豚ラーメンの原材料は、油揚げめん(小麦粉、植物油脂、食塩、卵粉)、ポークエキス、焼豚、豚脂、食塩、粉末油脂、煎りごま、粉末しょうゆ、野菜粉末、糖類(砂糖・ぶどう糖)、ごま油、たん白加水分解物、ホタテエキス、すりごま、ねぎ、香辛料、でん粉、チキンエキス、酵母エキス、調味料(アミノ酸等)、炭酸Ca、かんすい、増粘多糖類、pH調整剤、クチナシ色素、酸化防止剤(ビタミンE)、カラメル色素、香料、甘味料(カンゾウ)、香辛料抽出物、(原材料の一部に乳成分、大豆、ゼラチンを含む)などとなっています。
主な原材料の原産地は、めんの小麦粉(国内製造)はオーストラリア、日本、アメリカ、カナダ。植物油脂はマレーシア、インドネシア、タイ。食塩は日本です。
スープはポークエキスが日本、タイ、アメリカなど。ポークオイルが日本、アメリカ、中国など。食塩が日本です。
かやくは焼豚がアメリカ、カナダ、チリなど。切りごまは日本、グアテマラ、パラグアイなど。
最終加工地は、いずれも日本です。
価格
マルタイ博多焼豚ラーメンの公式サイトでは、メーカー標準価格を表示していません。
私は例によって、激安スーパーオーケーストアで98円で購入しました。
お椀型のカップ麺が、本体価格100円以下で買えるのは嬉しいですね。
みなさんも、いかがですか。
以上、博多焼豚ラーメン(マルタイ)は、白濁した豚骨スープに細めん、焼豚2枚、切りごま、ごま油など配合の調味油が加わりました、でした。
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