和風煮干し醤油会津喜多方ラーメン(えどやフーズ)という、生ラーメンタイプの喜多方ラーメンがあります。家庭で味わえる喜多方ラーメンである『和風煮干し醤油会津喜多方ラーメン』(えどやフーズ)を作ってみることにしました。
和風煮干し醤油会津喜多方ラーメン(えどやフーズ)は、国産小麦配合をうたった、喜多方ラーメンお約束の平打ち熟成多加水麺です。
平打ち熟成多加水麺。
熟成麺と言われることもあるようです。
簡単に言うと、多くの水を加えてつくられた麺のことです。
たくさんの水を使うことで、生地のつながりが強くなり、よりコシの強いもちもちしたおいしい食感が生まれるといわれています。
和風煮干し醤油会津喜多方ラーメンは、麺の幅が約4mmの太麺で、水分を多く含ませ、じっくりねかせてつくり、コシと独特の縮れがあるそうです。
さらに喜多方ラーメンの場合、水の「量」だけでなく「質」にもこだわります。
喜多方には、万年雪の飯豊山から地下水・水道水がもたらされます。
「平成の名水百選」に選ばれている「栂峰渓流水(つがみねけいりゅうすい)」を多く含む美味しい水で、それを麺作りに使用するそうです。
要するに、喜多方ラーメンは麺の美味しさに特徴があり、和風煮干し醤油会津喜多方ラーメンは、その作り方を遵守しているということです。
ではスープはどうか。
和風煮干し醤油会津喜多方ラーメンは、煮干しなどを使った醤油スープです。
チェーン店の喜多方ラーメンも、醤油スープです。
ただ、スープについて言えば、喜多方市内に約120軒ほどあるラーメン店が、集まり作った団体『喜多方老麺会』サイトによると、喜多方ラーメンの正式なルールはないそうです。
でもやはり、煮干しなどを使った醤油スープがあっていると思います。
……という前置きはともかくとして、さっそく和風煮干し醤油会津喜多方ラーメンを作ってみましょう。
自由に具材を選んで
1袋に2食分入りです(120g×2)。
通常は1人1袋1食ですが、成人男性なら2袋いっちゃいましょう。
作る時の唯一の工夫どころ。
パッケージの裏には、5回ほど麺を手もみしてくれ、と書かれています。
そこで、もんでから2.5~3分茹でます。
出来上がりです。
ポークエキスやチキンエキスなども使われていますが、スープに油が浮いている、といったことはなく、醤油は薄口色です。
具材は、煮玉子、のり、ねぎ、さつまあげなどを入れてみました。
先程の喜多方ラーメンの定義ですが、具材もとくに決まりはないようです。
喜多方ラーメンというと、チャーシューをのせたシンプルなレイアウトを連想します。
たとえば、こんなツイートもあります。
かなり遅めのお昼ご飯(*^ω^*)
これぞ喜多方ラーメンの原型ともいうべきシンプルさ!美しい!
飾らないのが、乙ってもんよ #ズズッ
かなり遅めのお昼ご飯(*^ω^*)
これぞ喜多方ラーメンの原型ともいうべきシンプルさ!美しい!
飾らないのが、乙ってもんよ #ズズッ pic.twitter.com/mGUfiVtuMe— Mr.Tasaki@東北勢青色主義 (@akiaki04554449) 2017年9月27日
しかし、おうちラーメンなら、お好みに応じたいろいろな具材を自由に入れることができます。
今回も、さつまあげを入れました。
さつまあげは、チャーシューよりも軽く、適度な歯ごたえがあり、またカサもあるので、喜多方ラーメンに限らず、ラーメンの具材としては意外と合うのです。
お好みのものをトッピングして、いかがですか、和風煮干し醤油会津喜多方ラーメン。