北魁(キンレイ)という、水入らずの完全チルド食品が話題です。スープ、麺、具がまとめて冷凍されているので、鍋に入れて加熱するだけで完成。味は濃厚味噌ラーメンで、中太の麺に炒めた香味野菜の芳醇な香りと直火焼きのチャーシューが際立っています。
キンレイといえば、そのまま火にかければ出来上がる、水の要らない冷凍『鍋焼きうどん』でおなじみです。
うどんとラーメンではいささか異なるものの、そのノウハウをいかして登場したのがラーメンの冷凍食品である北魁(キンレイ)です。
発売は2016年8月30日ですから、すでに1年を過ぎており、食べ物業界ではロングセラーの仲間入りかもしれません。
北魁も鍋に入れて火をかければ、出来上がることになっています。
北魁の袋を開けると、麺と具材とスープの冷凍が入っています。
それをそのまま鍋に入れて、8分加熱します。
具材の野菜がほぐれるのが、少し時間がかかりそうです。
火にかけてそのまま8分ほうっておくのではなく、かき回してほぐしておいた方がいいでしょう。
できあがりです。
味は悪くありません。
なるほど、香味野菜の芳醇な香りと、深い味噌の味わいが特徴のコッテリスープの味噌ラーメンです。
生姜・花椒、背脂、唐辛子の入った、ピリッと辛味のきいた豊かな香りの調味油が効いています。
麺も生麺のコシと舌触りを実感できます。
水が要らず、麺の硬さもそこそこ、スープにもコクがありました。塩分や脂分がうるさく言われているご時世ですが、全部きれいに飲み干したくなってしまう味です。
チャーシュー、炒め野菜の具材入りとありますが、惜しむらくは、もう少し具材が多いと良かったですね。
スープだけを先に凍結させた技術上の工夫で完成
2017年の2月21日に放送された『ヒルナンデス!!』(日本テレビ系)では、『最新冷凍めん 3大トレンド!』というタイトルで、冷凍食品が紹介。北魁も採り上げられています。
それによると、冷凍といっても、ただたんに材料を冷凍するだけではだめなのだそうです。
一度に全部凍結すると、火をかけたとき麺が伸びてしまうとか。
そこで、商品化にあたっては、スープだけを先に凍結させたと番組では解説されていました。
番組のタイトルである「3大トレンド」の「3」というのは、
1.汁なし麺
2.水いらずのラーメン
3.具がグレードアップした、うどんやスパゲッティ
などでした。
北魁ネットでも好評です。
忙しい時のお昼ご飯というツイートもあります。
忙しい時のお昼ご飯
#kinrei_campaign https://t.co/SvZER6OO7B— 阿部 愛 (@0sUTAjIVhKRs5FG) 2017年9月25日
キンレイの濃厚コク味噌ラーメン北魁(ほっかい)のスープうますぎてめっちゃハマってる ニンニクと生姜がきいてて美味しいという感想もあります。
キンレイの濃厚コク味噌ラーメン北魁(ほっかい)のスープうますぎてめっちゃハマってる ニンニクと生姜がきいてて美味しい pic.twitter.com/mWvbYvSYdP
— にしの (@nishinoarai) 2017年9月12日
北魁の栄養成分は、熱量(エネルギー)563kcal、たんぱく質17.9g、脂質24.8g、炭水化物67.0g、食塩相当量5.6gです。
北魁の原材料は、【めん】小麦粉、食塩、脱脂小麦ふすま、卵白、脱脂小麦胚芽/かんすい、卵殻焼成カルシウム、着色料(クチナシ)【スープ】みそ、動物油脂、本みりん、ポークエキス、植物油脂、野菜(もやし、にんにく、玉ねぎ、しょうが)、ガラスープ、もろみ調味料、ポーク調味料、魚醤(魚介類)、砂糖、粉末みそ、かつおエキス、ガーリックエキス、豆板醤、ゼラチン、さば削りぶし、唐辛子、オニオンエキス、赤わけぎペースト、昆布、花椒/調味料(アミノ酸等)、増粘剤(加工でん粉)、酸味料、着色料(カラメル)、酸化防止剤(V.E)【具】野菜(もやし、キャベツ、玉ねぎ、にんにく、しょうが)、焼豚、すりにんにく、ごま、植物油脂、ロースト野菜ペースト、動物油脂、パン粉粉末、こしょう/着色料(カラメル)、調味料(有機酸等)、酸化防止剤(V.C、V.E)(一部に小麦・卵・大豆・牛肉・鶏肉・豚肉・さば・ゼラチン・ごま・魚醤(魚介類)を含む)となっています。
なおそれらの原産地は、もやし、キャベツ、玉ねぎ、しょうがなどは国産。
焼豚(豚肉)のみデンマークとなっています。
鍋一つでできるので、作るのはおっくうだけれど、コシのある生麺のラーメンが食べたい、という時に便利です。
ですから、いかがですか、北魁。